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当会会員による横領が疑われる事案に関する会長談話

2022.03.01

 当会は,当会の平田秀規会員(以下「平田会員」といいます。)が成年後見人,相続財産管理人としてそれぞれ管理していた口座から合計約8230万円を引き出すなどし,目的外に使用した疑いがあることから,昨日(2022年(令和4年)2月28日),平田会員に対し懲戒の請求を行なうとともに,その非行が重大であるため,公表しないことにより当会会員及び当会に対する市民の皆様の信頼が損なわれるおそれが明白で,かつ,緊急の必要性があると判断し,平田会員に対し懲戒の請求を行ったことなどを公表しました。
 疑われる非行の内容は,弁護士としてあるまじき行為であり,誠に遺憾であるとともに,極めて深刻な事態であると厳粛に受け止めております。
 当会が平田会員に対して事情聴取を行ったところ,平田会員は,上記の引き出すなどした金員を主にギャンブルにより費消した旨供述しており,今後,当会綱紀委員会により詳細な調査が行なわれます。
 当会は,平田会員の非行による被害の全貌を可及的速やかに把握する必要があると考えており,そのためにも,当会市民相談窓口(予約受付番号:096-325-0913)に平田会員に関する情報提供をお願いする次第です。
 当会は,今後,当会会員及び当会に対する市民の皆様の信頼回復のために全力で取り組んでいく所存です。

2022年(令和4年)3月1日
熊本県弁護士会  会長 原 彰宏