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当会元会員の起訴に関する会長談話

2025.02.25

 令和7年(2025年)2月25日、当会に所属していた内川寛・元会員(以下「内川元会員」といいます。)が弁護士であった当時集団訴訟の弁護団を代表して管理していた同弁護団の口座から約368万円を横領したとして業務上横領の公訴事実について起訴されました。
 本件は、当会も刑事告発をした事案でありますが、業務上の預り金を横領することは、市民の権利を擁護すべき弁護士としてあるまじきことであって、弁護士に対する信頼を著しく損なう重大な問題として極めて遺憾です。
 公訴事実の真偽については今後の裁判の進捗を待つことになりますが、当会としては、引き続き、内川元会員に対する捜査・公判の推移を見守るとともに、改めて内川元会員に関する一連の事件を厳粛に受け止め、これまで以上に、会員の弁護士としての責任感と倫理意識を一層高めるとともに、綱紀を保持し、弁護士の社会的信用を損なうことのないよう努めてまいります。

令和7年(2025年)2月25日
熊本県弁護士会
会長 河 津 典 和