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自動車による交通事故(熊本日日新聞 2025年10月8日付)

2025.10.08
交通事故 交通事故

Q 自転車による交通事故が増えているといわれています。どうしたらよいですか。

A 全交通事故の2割強が自転車による事故といわれています。
 自転車は、運転免許が不要で、手軽に利用できる交通手段であることは論をまちません。
 他方、道路交通法上「軽車両」と位置付けられており、車やバイクと同じように車両の一種となります。あなたが運転している自転車は、法律上は車とほぼ同じに扱われているのです。
 自転車事故によるけがは、重傷になる可能性があります。一般的な自転車の平均速度は時速10キロ程度ですが、電動アシスト自転車は時速15キロ程度となります。
 仮に、成人男性が体重60キロとして自転車の重さが20キロとしますと、80キロの重さの物質が、時速15キロで衝突するというのは、相当の衝撃を相手方に与えます。相手方が高齢者や子ども、女性であればなおさらです。自転車事故により重い後遺障害が残った、被害者の方が死亡してしまった、という例すら存在します。
 そのようなことを防ぐために、まず自転車を運転する場合はルールを守りましょう。「ながらスマホ」や酒気帯び運転は言うに及ばず、自転車の飲酒運転をするおそれがある人に酒類を提供したり、自転車を提供したりすることも禁止されています。
 また、自転車保険に加入しましょう。できれば安価で簡便な自転車保険ではなく、自転車専用など補償内容がしっかりした保険がよいでしょう。費用の安い保険は賠償範囲がかなり限定されているのです。そのことを理解した上で、加入先をご検討ください。

弁護士 安村立哉