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生活苦、借金減額できる?(熊本日日新聞 2026年2月25日付)

2026.02.25
借金 借金

 Q 買い物やスマホゲームへの課金などでクレジットカード決済をしていました。最近、毎月の支払金額が多くなってきたのでリボルビング払い(リボ払い)を使って月々の支払金額を減らしたのですが、それでも生活に困るようになってきたので、お金を借りています。借金を減額できませんか。

 A 時々、借金減額が簡単にできるかのようなインターネットの広告を見かけます。しかし、お金を借りたのであれば返すのが原則なので、簡単に借金を減額できるわけではありません。
 一般的には借金で生活ができないときには、破産、個人再生、任意整理という三つの手段で対応します。
 破産というのは、今ある財産を集めて払える限り払ってしまい、残った借金の返済を免除してもらう方法です。個人再生というのは、今ある借金を減額してもらい、原則3年間で返す方法です。そして任意整理というのは、将来発生する利息をカットしてもらうなどして、返済期間を延ばしたり月々の返済金額を減額したりする方法です。
 どの方法にもメリットとデメリットがあり、すぐに破産すると決める必要はありません。なぜ借金が増えたのかその原因を特定して、収支のバランスを改善するところからスタートする必要があります。
 その上で、今自分が置かれている環境や将来に起こるライフイベントなどを念頭に、どの手続きをとるべきかを決める必要があります。
 借金で生活が苦しいと思ったら一人で考え込むのではなく、一度、弁護士に相談されることをお勧めします。

弁護士 塚本幸司